EU木材規制の動向 その1

規制の概要と英国の建設業界への影響

2013/11/15up

EU木材規制の動向 | ビューローベリタス
2013年3月にEU木材規制が発効されました。本記事では同規制の概要と英国の建設業界への影響を取り上げます。
* "The European Timber Regulation" (Bureau Veritas UK Website)の仮訳です


EU木材規制により、違法に伐採された木材、及び違法伐採木材を使用した製品のEU市場への出荷は禁止となりました。同規制は、責任ある取引慣行の発展と、原産国の法律に則った木材伐採のために、EU加盟28カ国が確実な措置を取ることを主な目的としています。

EU木材規制は、
・最初にEU市場に木材または木材製品を輸入し販売する「オペレーター」と、
・既にEU市場に納入されている木材または木材製品を売買する「トレーダー」
というステークホルダーに影響を及ぼします。

とりわけオペレーターは、法的責任の大部分を負うことになります。彼らは違法に伐採された木材がEU市場に流入する機会を無くし、かつデューデリジェンスシステムを実施する責務を負います。サプライヤー、製品種別、伐採国及び地域、購入量、国内法遵守の記録を残さなければなりません。これらの情報をベースに製品毎にリスクアセスメントを実施し、その結果、一定以上のリスクの存在が判明した場合、さらなる情報収集とサプライヤーの検証を通じて、リスク軽減に努めなければなりません。オペレーターは独自にデューデリジェンスシステムを開発するか、もしくはEUが認可した「監視機関(Monitoring Organisation)」にソリューションの開発・実施を依頼することができます。ビューローベリタスを含むEUの第三者機関は、EU木材規制への適合性を確保するためのデューデリジェンスシステムを開発し、EU木材規制公認監視機関としての認可を取得すべく、申請を行っています。

トレーダーが負う責任はオペレーターと比較すると軽くなります。トレーサビリティ強化を目的に、サプライヤー及び顧客の情報を記録・保管することが求められます。これは通常の会計実務を通じてカバーすることが可能でしょう。

EU市場で原材料を調達する英国の荷主及び請負業者は、オペレーターのような影響を受けることはありませんが、トレーダーとして分類されることはあり得るため、コンプライアンス確保に向けて会計実務を適応させなければなりません。グローバル調達方針を持ち、EU市場に木材製品を輸入する大規模な建設企業については、デューデリジェンスに着手することが求められます。

NMO(The National Measurement Office:英国国立計量庁)執行当局は、Defra(英国環境・ 食料・地域省)と連携し、英国におけるEU木材規制の執行責任を担っています。当局の検査員は、違法伐採木材または違法伐採木材製品と判断し得る妥当な根拠に基づき、関連組織を訪問し、抜き打ち検査を実施する権限を与えられています。罰則については、是正措置通告から、悪質または持続的な規制違反に対する禁固刑を含む起訴まで様々です。




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