審査員コラム「持続的な成功に」

ISO9001/ISO14001/OHSAS18001 主任審査員 土屋 通世

2014/6/20up

先日、ISO9004:2009を勉強し直す機会がありました。ISO9001は、現時点での顧客要求に対して満足いただけるサービスを提供するシステムの構築運用を目指しますが、ISO9004:2009は、組織が品質マネジメントシステムによって持続的な成功を達成することを支援する指針です。

組織が、3年先、5年先に引き続き利益を上げ、有望な存在であり続けるために、組織を取り巻く情報を収集・分析し、それに基づく戦略を立て、実行し、改善と革新を図り、そのために必要な学習を積み重ねていくことを指針として示しています。

ISO9001、ISO14001等の審査において、持続的な成功という観点から見ると、頼りないな、突っ込みが足りずもったいないな、等と感じることがあります。それらの事例は、ISO審査の範囲では全て「適合」ではありますが、なぜそのように感じるのかということも含めて気付きとしてお伝えしていくことが、審査員として日本企業の競争力アップに貢献する道ではないかと感じています。

EU議会選挙での反EU勢力の増大、東南アジアや東シナ海の紛争、シェールガス等のエネルギーシフト、温暖化のますますの進行等、3年、5年先にどのような社会になってゆくのか見通せなくなってきています。マネジメントシステムの月刊誌「アイソス」2009年12月号で、米戸靖彦さんが解説されているように、各組織や審査員がともに、ISO9004:2009をレビューし、活用することが望まれます。

ISO9004:2009の活用にあたっては、同規格に付属している自己評価の仕組みを活用するとともに、バランススコアカード(BSC)方式を活動展開に利用することが有効と考えられます。ISO活動の目標設定、進捗フォローを、BSCを取り込んだ組織活動の中に上手く取り込んで進めているケースを拝見することがあります。更に多くの組織で事例を拝見できることを期待しています。

 

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