貴金属業界における紛争鉱物撲滅をサポート2013/7/22up LBMA(London Bullion Market Association:ロンドン地金市場協会)の「責任ある金のガイダンス」(Responsible Gold Guidance)において、ビューローベリタスが推奨審査機関として紹介されました。原材料の紛争鉱物フリーに関する新たな法規の遵守及び認証取得に取り組む業界に対する、ビューローベリタスの貢献が評価された結果と言えるでしょう。 ![]() グローバル規模で紛争鉱物フリーを確保するために OECD(Organisation for Economic Co-operation and Development:経済協力開発機構)加盟国による「OECD紛争地域及び高リスク地域からの鉱物の責任あるサプライチェーンのためのデュー・ディリジェンス・ガイダンス」の公式採択以降、対策を実施する業界のプレーヤー(製錬所、精錬所、トレーダー)が増加しています。 その目的は、コンゴ民主共和国のような紛争地域で採掘された鉱物及び金属(すず、タングステン、タンタル、金)の購入決定及び実行に端を発する金融摩擦リスクを監視及び最小化することにあります。 国際法(例:米国のドッド・フランク法第1502条、EU指令 *共に協議中)に加え、各国政府による法律の整備が進められています(例:ルサカ宣言)。 民間レベルでも複数の取り組みが進められる中、LBMAが「責任ある金のプログラム」(Responsible Gold Programme)を発行しました。このプログラムは全メンバーにより実行される予定です。 LBMAのガイドは、OECDデューデリジェンスガイドの「リスクベースデューデリジェンスのための5段階のフレームワーク」と、マネーロンダリング防止原則に基づいています。また、デューデリジェンス実行のためのフレームワーク提供と、精錬業者が紛争鉱物フリーを確保しつつ法令遵守コストを最小化することを目的としています。 ![]() ビューローベリタスのコモディティ部門で主要な役割を担うグループ企業Inspectorate社は、主要な貴金属精練所全ての周辺に専門家チームの拠点を置き、幅広いサービス(原材料のデリバリー監視、サンプル抽出のオペレーション、商業目的の高精度検査)を提供してきました。また、クライアントが紛争鉱物フリーの原材料のみを使用していることを証明する上で必要な定期現場検査サービスも提供しています。さらに、ベストプラクティス(最良事例)の助言を通じて、可能な限り費用対効果の高い紛争鉱物フリー体制の運営をサポートしています。 LBMAの「責任ある金のプログラム」で推奨サービスプロバイダーとして紹介されたことは、業界の責任ある調達への取り組みにおけるビューローベリタスの実績が確認された結果と言えるでしょう。 その他の認定 ・RJC(Responsible Jewellery Council:責任あるジュエリー協議会)の認定適合性評価機関 RJCは、ジュエリー(ダイヤモンド、金、プラチナ)サプライチェーン全体の責任あるビジネスプラクティスを前進させることにより、宝飾業界に対する消費者の信頼向上を目指す国際的非営利組織です。 ・EICC(Electronic Industry Citizenship Coalition:電子業界CSRアライアンス)の認定監査機関 EICCは、電子・情報通信技術業界共通の行動規範を促進するために設立された団体です。 関連ウェブサイト Bureau Veritas Group (当記事の原文) ・Bureau Veritas Certification Becomes Recommended Auditing Body for the LBMA Responsible Gold Guidance システム認証事業本部 ・EICC®監査 業務ご案内 ・紛争鉱物EU規制及びEICCについて(PDF) ・紛争鉱物規制への対応〜ビューローベリタスのソリューション |
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